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日文1222(一)(88)


返答をする际は「アイ」と発しますが、中国で「承知」を意味する然诺と同じようなものです。

僕が外を歩き回り、民に声をかけるのを制止されるようなことはありませんでした。
しかし、どことなく、「视线」は感じました。
间违いなく、监视はされていた事でしょう。
立场が逆であれば、当然僕も行う事です。
お役目御苦労様。
心の中だけで、呟きます。

そして、出発の日に、次の国への案内人を引き合わされます。
ですが、ここで二つ、意外な事が起こりました。
一つ目は案内人が、二人の女性だった事。

「ここから先、不弥国、投马国を経て、邪马台国までの案内をさせていただきます。日轮と申します」
跪き、両手を床につけ、女が口上を述べました。
役人だからか、普通の女とは异なり、髪を长く伸ばし、さながら马の尾のように缚っています。
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年の顷は、20歳程度。
凉やかな顔立ちをした美女です。
「月轮と申します。道中、何かご要望がございましたら何なりとお申し付けくださいませ」
もう一人は、髪を肩ぐらいの长さで切り揃えています。
年の顷は、17、8歳程度。
こちらも息を饮むような美女で、もう一人の女と顔立ちがよく似ています。
名前も似ていることから、恐らくは姉妹なのでしょう。
かの「江东の二乔」と讴われた大乔?小乔も、かくやの美人姉妹です。
かといって、孙策や周瑜のように无理やり妻にしようとは思いませんが。
二つ目の意外な点は、これまでと异なり、案内が次の国までではなく、邪马台国までであったことです。
(これは、何かありそうな………)
脳裏に、伊都国王のニコニコとした油断のならない笑顔が思い浮かび、直感的に、そう感じました。

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***

异変を感じたのは、不弥国を过ぎて投马国へ向かう道中です。
日轮と月轮の话では、不弥国から投马国までは船で20日余りの道程との事でした。
僕の使命に、邪马台国の位置确认が含まれている事は前述しました。
この役目を果たすためには、自分の进んでいる方角や进んだ距离を确认する必要があります。
倭の役人たちの説明を鹈呑みにするだけでは、この役目は果たせません。
そこで、僕は自分自身で方角や距离を确认するための道具を持ち込んでいます。
その一つが、指南车です。
これは、纪元前2510年顷に中国を统治したとされる黄帝が戦のために作らせたものと言われ、台车に乗っている仙人人形が常に最初に指定した方角を向き続けるというものです。
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