総太郎の体はほとんど自动的に动いているかのようにスムーズだった。右で踏み込みながら左で体を押し付けるように拳を打ち、左足が着地したと同时に左前方へとステップし、右の回し蹴り。
ガシッ!
「あっ、ぐっ!」
冴华もフットワークが死んでおり、受けるしかない。なんとか総太郎の技をガードするが、ガードの上からでも苦痛がある様子なのは明らかだ。
さらに総太郎は、小さく半歩だけ后ろに下がってからの后ろ回し蹴りを放ち――
「くうっ!」
冴华にガードさせて动きを止めたところで、ワンツーの突きで攻める。
「こ、この……こうなったら、あたしだって……!」
だが、冴华も死に物狂いの表情で応戦してくる。総太郎の突きに対してカウンターを狙い、首を小さく动かして突きをかわしながら踏み込みながらの肘打ちを当ててくる。
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ガスッ……!
「がっ……!」
胸板を打たれる。しかも、技には鋭さが戻っていた。
総太郎はさすがに惊く。先ほどまでの攻撃で、少なくとも脚は死んだはずなのだ。なのにここまで鋭く踏み込んで技を当ててくるとは。
「まだこんな动きができるとはっ……!」
「はぁ、はぁっ……ここまできて、あたしも负けるわけにはいかないもの……ここまでさせられるとは、思っていなかったけれど……」
震えていた脚が、しっかりと畳を踏みしめている。
「あたしは、昔から伝えられていた秘法とは别に、オリジナルの秘法を组み上げるための暗示法も少しは使える。前回の胜负でも、最后にそれを使わせてもらったけどね」
忘れもしない。総太郎の起死回生の反撃を溃した、あの无茶なスウェーバックの动きのことだろう。
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「あれとはまた违うけれど、今は疲労やダメージを麻痺させる秘法を即席で组んだ。これで、さっきあなたを圧倒したときの动きを、あたしはまだ行使することができる」
后にどんな后遗症が出ることか。総太郎にも、その恐ろしさは察することができる。
だが、后のことなど考虑してはいられないほど、冴华も胜利への执念を燃やしているということだ。
「暗示の组み上げや组み换えは神仓流初代が使用を禁じた、いわゆる禁术だけどね……これがあたしの本当の奥の手。今度こそっ、あんたに胜ち目はないっ!」
「そんなものを持ち出していたのか。だが、そんなことを闻かされたところで、今さら俺が怯むとでも思ったか」
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